KARACRIXでシステムを構築する場合に、既存の各種リソースファイルを取り込んで編集するこ とができます(インポート)。外部ファイルからインポートできるものは、 監視パネルファイル・制御プログラムファイル・印刷書式ファイル・印刷プログラムファイル・CAD用ビットマップ ファイルなどです。
また、作成した各種リソースファイルを外部ファイルとして出力することもできます(エクス ポート)。
ファイルのインポート及びエクスポートされるディレクトリはデフォルトで“/tmp”です。また、 以下の説明でも“/tmp”を例に解説しています。
インポート、エクスポートディレクトリを変更したい場合には、「付録 資料1
syscnf.env」の“externalsrcpath”パラメータを変更して下さい。
@“/tmp”ディレクトリに取り込む監視パネルファイルを置きます。この時、拡張子を“*.mrs”と してください。
A「監視パネル管理」画面を表示して、何も登録されていないリスト上の“監視パネル名”欄を選 択して下さい。文字入力ダイアログが表示されますので、任意の監視パネル名称を入力してENT ボタンを押して下さい。
図18-1 監視パネル名称の決定
B「外部データを取り込みますか?」という確認ウィンドウが表示されますので「YES」を選択す ると、インポートファイルが置かれたディレクトリ(/tmp)上にある監視パネルファイルのリス トが表示されます。
図18-2 外部ファイルのインポート確認ダイアログ
図18-3 外部ファイルの一覧表示
Cインポートする監視パネルファイルを選択します。インポートされると図のような空のパネルア イコンと監視パネル名のみの画面表示になります。“END”ボタンを押して「監視パネルメニュー」 画面に戻って下さい。
図18-4 インポート直後の管理画面表示
D「監視パネルメニュー」画面に戻ると図のようなメニュー表示となっています。インポートした 監視パネルファイルがアイコンメニューにまだ反映されませんので、これを反映させるために以 下の作業を行なって下さい。
図18-5 インポート直後のメニュー画面表示
E登録した“パネルメニュー”欄を選択して「監視パネル」画面を呼出し、さらに「監視パネル CAD」画面を呼出して下さい。監視パネルCADが表示されたら“ENT”ボタンを押して「監視パネ ル」画面に戻り、さらに“END”ボタンで「監視パネルメニュー」画面に戻って下さい。アイコ ンメニューにインポートされた画面が反映されます。インポートが正常に行われた後は、@で ディレクトリに置いたファイルは削除してかまいません。
図18-6 監視パネルCADの呼出し
図18-7 監視パネルメニューに反映された様子
●監視パネルファイルのエクスポート
「監視パネルメニュー」画面に登録されている監視パネルをエクスポートする場合には、以下の 手順で行ないます。
ファイルが作成される場所は、“/tmp”です。拡張子は、“*.mrs”になります。
@「監視パネル管理」画面を表示してリストスクロールボタンでエクスポートする監視パネルの登
録行表示して下さい。次に、ボタンを押して“PUT”のモードを選択して、エクスポートする
監視パネルの登録行に対応するボタンを押して下さい。以下のように、エクスポートファイ
ル名の編集画面が表示されます。
図18-8 エクスポートファイル名の編集
Aファイル名には、デフォルトの名前が設定されていますので、変更する場合にはこの画面で編集
することができます。“ENT”ボタンを押すと、ファイル名を変更した場合も変更しない場合にも、
表示されている名前に“.mrs”の拡張子が付加されてファイルが作成されます。
@“/tmp”に取り込む制御プログラムファイルを置きます。この時、拡張子を“*.pgc”としてく ださい。
A「制御プログラム登録」画面を表示して、何も登録されていないリスト上の“プログラム名”欄 を選択します。文字入力ダイアログが表示されますので、任意の制御プログラム名を入力して ENTボタンを押して下さい。
図18-9 制御プログラム名の登録
B「外部データを取り込みますか?」という確認ウィンドウが表示されますので「YES」を選択す ると、インポートファイルが置かれたディレクトリ上にある制御プログラムファイルのリストが 表示されます。
図18-10 外部ファイルのインポート確認ダイアログ
図18-11 外部ファイルの一覧表示
Cインポートする制御プログラムファイルを選択します。インポートされると図のような画面表示 になります。
図18-12 インポート直後の管理画面表示
D“プログラム編集”欄を選択すると編集画面でインポートされたプログラムを確認することがで きます。
図18-13 インポートプログラムの編集
Eインポートが正常に行われた後は、@でディレクトリに置いたファイルは削除してかまいません。
●制御プログラムファイルのエクスポート
「制御プログラム登録」画面に登録されている制御プログラムをエクスポートする場合には、以 下の手順で行ないます。
ファイルが作成される場所は、“/tmp”です。拡張子は、“*.pgc”になります。
@「制御プログラム登録」画面を表示してリストスクロールボタンでエクスポートする制御プログ ラムの登録行を表示して下さい。次に、ボタンを押して“PUT”モードを選択して、エクスポー トする制御プログラムの登録行に対応するボタンを押して下さい。以下のように、エクス ポートファイル名の編集画面が表示されます。
図18-14 エクスポートファイル名の編集
Aファイル名には、デフォルトの名前が設定されていますので、変更する場合にはこの画面で編集
することができます。“ENT”ボタンを押すと、ファイル名を変更した場合も、変更しない場合に
も、表示されている名前に“.pgc”の拡張子が付加されてファイルが作成されます。
●印刷書式ファイルのインポート
@“/tmp”に取り込む監視パネルファイルを置きます。この時、拡張子を“*.prs”としてくださ い。
A「印刷フォーマット登録」画面を表示して、何も登録されていないリスト上の“フォーマット名” 欄を選択します。文字入力ダイアログが表示されますので、任意のフォーマット名を入力して ENTボタンを押して下さい。
図18-15 印刷書式名の登録
B「外部データを取り込みますか?」という確認ウィンドウが表示されますので「YES」を選択す ると、インポートファイルが置かれたディレクトリ上にある印刷書式ファイルのリストが表示さ れます。
図18-16 外部ファイルのインポート確認ダイアログ
図18-17 印刷書式名の一覧表示
Cインポートする印刷書式ファイルを選択します。インポートされると図のような画面表示になり ます。
図18-18 インポート直後の管理画面表示
D印刷プログラムで使用する原点情報ファイルを作成するために、“CAD編集”欄を選択して「印 刷CAD」画面を表示して下さい。「印刷CAD」画面を“ENT”ボタンを使用してインポート作業を 終了して下さい。
図18-19 インポートした印刷書式を登録
Eインポートが正常に行われた後は、@でディレクトリに置いたファイルは削除してかまいません。
●印刷書式ファイルのエクスポート
「印刷フォーマット登録」画面に登録されている印刷書式をエクスポートする場合には、以下の 手順で行ないます。
ファイルが作成される場所は、“/tmp”です。拡張子は、“*.prs”になります。
@「印刷フォーマット登録」画面を表示してリストスクロールボタンでエクスポートする印刷書式 の登録行を表示して下さい。次に、ボタンを押して“PUT”モードを選択して、エクスポート する印刷書式の登録行に対応するボタンを押して下さい。以下のように、エクスポートファ イル名の編集画面が表示されます。
図18-20 エクスポートファイル名の編集
Aファイル名には、デフォルトの名前が設定されていますので、変更する場合にはこの画面で編集
することができます。“ENT”ボタンを押すと、ファイル名を変更した場合も、変更しない場合に
も、表示されている名前に“.prs”の拡張子が付加されてファイルが作成されます。
●印刷プログラムファイルのインポート
@“/tmp”に取り込む印刷プログラムファイルを置きます。この時、拡張子を“*.pgc”としてく ださい。
A「印刷プログラム登録」画面を表示して、何も登録されていないリスト上の“取込書式”欄を選 択して使用する印刷書式を選択します。次に“文書名”欄を選択します。文字入力ダイアログが 表示されますので、任意の文書名を入力してENTボタンを押して下さい。
図18-21 印刷プログラム名の登録
B「外部データを取り込みますか?」という確認ウィンドウが表示されますので「YES」を選択す ると、インポートファイルが置かれたディレクトリ上にある監視パネルファイルのリストが表示 されます。
図18-22 外部ファイルのインポート確認ダイアログ
図18-23 外部ファイルの一覧表示
Cインポートする印刷プログラムファイルを選択します。インポートされると図のような画面表示 になります。
図18-24 インポート直後の管理画面表示
D“プログラム編集”欄を選択すると編集画面でインポートされたプログラムを確認することがで きます。
図18-25 インポートプログラムの編集
Eインポートが正常に行われた後は、@でディレクトリに置いたファイルは削除してかまいません。
●印刷プログラムファイルのエクスポート
「印刷プログラム登録」画面に登録されている印刷プログラムをエクスポートする場合には、以 下の手順で行ないます。
ファイルが作成される場所は、“/tmp”です。拡張子は、“*.pgc”になります。
@「印刷プログラム登録」画面を表示してリストスクロールボタンでエクスポートする印刷プログ ラムの登録行を表示して下さい。次に、ボタンを押して“PUT”モードを選択して、エクスポー トする印刷プログラムの登録行に対応するボタンを押して下さい。以下のように、エクス ポートファイル名の編集画面が表示されます。
図18-26 エクスポートファイル名の編集
Aファイル名には、デフォルトの名前が設定されていますので、変更する場合にはこの画面で編集
することができます。“ENT”ボタンを押すと、ファイル名を変更した場合も、変更しない場合に
も、表示されている名前に“.pgc”の拡張子が付加されてファイルが作成されます。
●ビットマップファイルのインポート
@“/tmp”に取り込むビットマップファイルを置きます。この時、拡張子を“*.xbm”としてくだ さい。
A登録したい「ビットマップグループ」画面の“ビットマップ数”欄をクリックして「ビットマッ プリスト」画面を表示して、何も登録されていないリスト上の「ビットマップ名」欄を選択しま す。
図18-27 ビットマップグループ画面
B「外部データを取り込みますか?」という確認ウィンドウが表示されますので「YES」を選択す ると、先ほど置いたディレクトリ上にあるビットマップファイルのリストが表示されます。
図18-28 外部ファイルのインポート確認ダイアログ
図18-29 ビットマップファイルの一覧表示
Cインポートするビットマップファイルを登録します。
図18-30 ビットマップファイルの一覧表示
D“ビットマップ参考値”欄を選択するとインポートされたビットマップイメージを確認すること ができます。
図18-31 ビットマップイメージの表示
Eインポートが正常に行われた後は、@でディレクトリに置いたファイルは削除してかまいません。
●ビットマップファイルのエクスポート
「ビットマップリスト」画面に登録されているビットマップをエクスポートする場合には、以下 の手順で行ないます。
ファイルが作成される場所は、“/tmp”です。
(注:ビットマップファイルの場合に限り、拡張子は自動的に付加されません。)
@「ビットマップリスト」画面を表示してリストスクロールボタンでエクスポートするビットマッ プの登録行を表示して下さい。次に、ボタンを押して“PUT”モードを選択して、エクスポー トするビットマップの登録行に対応するボタンを押して下さい。以下のように、エクスポー トファイル名の編集画面が表示されます。
図18-32 エクスポートファイル名の編集
Aファイル名には、デフォルトの名前が設定されていますが、再度インポートする目的でエクス ポートする場合、名前を変更しておくことを推奨します(同名のファイルをインポートすること ができないため)。また、ビットマップファイルの場合、拡張子として“.xbm”を付加しておく ことを推奨します。“ENT”ボタンを押すとファイルが作成されます。
●リソースファイルのインポート手順一覧
※/tmpは、インポート及びエクスポートするデフォルトのディレクトリです。
●リソースファイルのエクスポート手順一覧
※/tmpは、インポート及びエクスポートするデフォルトのディレクトリです。