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●【まえおき】
このページでは、RaspberryPiBoard-KBRS31AとKaracrixBuiderフリーソフトを使用してシステムを組んでみます。
使用する KaracrixBuilderは、計測制御ソフトパッケージで、パッケージに沿った設定を行っていくには、
ある程度のシステムの勉強をしなければなりませんが、このページでは、それら機能を用いません。
設定するのは、Eメールアドレスの設定と簡単なメール送信プログラムの作成ぐらいです。
●【組んでみる簡単システム】
スイッチがONした時に、監視画面とグラフとカメラ画像を指定したメールアドレスに送信させる。
このシステムが応用できるものとして以下が考えられる。
1. 介護や子供の動く様子がメールで分かる。
2. リアルタイムな防犯管理がメールでできる。
3. 工場などの機械の異常をリアルタイムに捕らえられる。
●【用意するもの】
①RaspberryPiにKBRS31Aを接続する。
②KaracrixBuilderのDL
KaracrixBuilderのインストールガイド
以下ホームページ情報を参考下さい。
ホームページTOP右上の"KARACRIXサーバ構築ガイド(入口)" →
→ 画面中央の"入口" →
→ X.4項の"Raspbian"
<<<工事中>>>
● KBRS31A 操作用簡単「C言語」サンプルプログラム (おまけ)
1.本プログラムでDIOの操作とADコンバータ値の読み取りが出来ます。
2.具体的にはプログラム最下部に書かれているmain()関数内を参照して下さい。
data = kcxio_raspi_din ( CH ); /* DI-1~4の状態を取得する関数 CH:1-4 */
kcxio_raspi_dout( CH, DATA ); /* DO-1~6の状態を設定する関数 CH:1-6 DATA:On/1,Off/0 */
data = kcxio_raspi_ain( CH ); /* AI-1~4の状態を取得する関数 CH:1-4 */
3.コンパイル
cc karacri_PI.c -o a.out
4.実行
./a.out
5.★本プログラムを実行する場合は、KaracrixBuilder32Fを停止させてから行って下さい。(理由:I/Oが衝突する為)
〇ダウンロードファイル
karacrix_PI.c
2016.10.20
● KBRS31A 操作用簡単「Python言語」サンプルプログラム (おまけ)
1.本プログラムでDIOの操作とADコンバータ値の読み取りが出来ます。
2.具体的には"karacri_pi.py"ダウンロードプログラムに書かれているio.関数を参照して下さい。
din ( CH ); /* DI-1~4の状態を取得する関数 CH:1-4 */
dout( CH, DATA ); /* DO-1~6の状態を設定する関数 CH:1-6 DATA:On/1,Off/0 */
ain( CH ); /* AI-1~4の入力電圧(v)を取得する関数 CH:1-4 */
3.準備
下記ダウンロードファイル2つを同じディレクトリに置いてください。
4.実行
ファイルを置いたいそのディレクトリで以下実行します。
python karacri_PI.py
5.★本プログラムを実行する場合は、KaracrixBuilder32Fを停止させてから行って下さい。(理由:I/Oが衝突する為)
〇ダウンロードファイル
注意:
ダウンロードしたファイルの属性は、xxx.py__ とアンダーバーが付いています。
使用する時は アンダーバーを外した xxx.py という名前に変更してからご使用下さい。
karacrix_PI.py (制御プログラム:このプログラムを用途に合わせ作り込みます)
2016.10.20
karacrix_KBRS31.py (ライブラリ:このプログラムはIOドライバとして編集せずそのままお使い下さい)
2016.10.20
● KaracrixBuilder Eメール送信プログラム
KaracrixBuilder上で以下の様なプログラムを実行する事によりEメール送信させることが出来ます。
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#include <karacrix.h>
#include <kcxsrc.h>
main( int argc, char* argv[] ) {
kcxinit( argc, argv );
k_email10( /*メール本文10行用関数*/
"xxx@xxx.jp", /*メール先アドレス(email-address)*/
"テストメール(TEST)", /*タイトル(subject)*/
"これはテストメールです", /*本文(1行目)*/
"本日は晴天なり", /*本文(2行目)*/
"","","","","","","","", /*本文(3-10行目)*/
0, /*監視画面添付時に画面番号指定*/
0 /*計測トレンド画面添付時に画面番号指定*/
);
}
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● KaracrixBuilder Eメール環境設定例 (メインメニュ→システム設定→Eメール環境) ( 2015.7 現在 )
上記の様なメールをKaracrixBuilderから送信する前に、使用するサーバの設定を予め済ませておく必要があります。
下記アカウント及びパスワードを登録した時の、メールサーバ毎の設定例を以下に示します。
SMTP の設定は上位サーバダウンを考えて2個所あります。正常時1通か同時2通送信を選べます。(Eメール環境→D3.送信数)
※メール使用時の注意
※KaracrixBuilderがアクセスするメールアカウントはKaracrixBuilder専用にお作り下さい。
※フリーメールサーバを使用する場合は、サーバに時々ログインして使用期限の延長をしておく必要があります。
※GメールとOUTLOOKは、機械メールアクセスに対してサーバ側でセキュリティーがかかります。その認証を行ってから使用して下さい。
※POPを使用してKaracrixBuilderをメール制御する場合、制御メールが迷惑メールボックスに入らないようにチェックしておく必要があます。
※POPを使用してKaracrixBuilderをメール制御する場合、メール受信箱、ゴミ箱、迷惑メール箱の全てを最初、空にしておく必要があります。
&nbs
登録アカウント名(例) | 登録パスワード(例) | AAAAA | PPPPP |
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〇 Gメールサーバ使用時
KaracrixBuilder 設定項目 | 設定 |
SMTP : : メールをKaracrixBuilderから発信する時に必要となる設定 |
2.SMTPサーバ | smtp.gmail.com |
4.ポート + 各チェックモード (組み合わせ1) | 587 + 6.StartTLS/SSL + 7.SmtpAuth |
4.ポート + 各チェックモード (組み合わせ2) | 465 + 5.SMTPoverSSL + 7.SmtpAuth |
9.アカウント | AAAAA or AAAAA@gmail.com |
10.パスワード | PPPPP |
11.自分のメールアドレス名 | AAAAA@gmail.com |
POP : : メールを使用してKaracrixBuilderを遠隔操作する時に必要となる設定 |
3.POPサーバ | pop.gmail.com |
4.POPポート + チェックモード | 995 + 5.POPoverSSL |
9.POPアカウント | AAAAA or AAAAA@gmail.com |
10.POPパスワード | PPPPP |
12.POPメール受信間隔(分) | 1 以上 |
注意)
Gメールサーバを使用する場合は、「安全性の低いアプリからのアクセスを許可」に設定しておく必要があります。
許可させておかなかった場合、SMTP接続エラー(err:auth3(534-5.7.14)が発生します。
この場合、Gメールにログインして「Google アカウント: ログイン試行をブロックしました」を見つけて下さい。
詳細情報内の「このログイン試行がご自身によるものである場合」でこのブロックを解除することができます。
設定画面を使用して、「安全性の低いアプリのアクセス 」をオンさせて下さい。オンさせ暫くすると、
Gメール側より「Google アカウント: 安全性の低いアプリのアクセスが有効になりました」とメールが来ます。
しかし、この設定はメールが来ても直ぐに反映されないことがあります。
その場合は、数十分~数時間後、あるいは次の日から設定した状態でお使い下さい。
※KaracrixBuilderは制御メール処理後、メール文を受信箱(POP)から取り除きますが、Gメールの場合WEB画面表示上残ります。
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〇 Yahooメールサーバ使用時
KaracrixBuilder 設定項目 | 設定 |
SMTP : : メールをKaracrixBuilderから発信する時に必要となる設定 |
2.SMTPサーバ | smtp.mail.yahoo.co.jp |
4.ポート + 各チェックモード (組み合わせ1) | 587 + 7.SmtpAuth |
4.ポート + 各チェックモード (組み合わせ2) | 465 + 5.SMTPoverSSL + 7.SmtpAuth |
9.アカウント | AAAAA or AAAAA@yahoo.co.jp |
10.パスワード | PPPPP |
11.自分のメールアドレス名 | AAAAA@yahoo.co.jp |
POP : : メールを使用してKaracrixBuilderを遠隔操作する時に必要となる設定 |
3.POPサーバ | pop.mail.yahoo.co.jp |
4.POPポート + チェックモード | 995 + 5.POPoverSSL |
9.POPアカウント | AAAAA or AAAAA@yahoo.co.jp |
10.POPパスワード | PPPPP |
12.POPメール受信間隔(分) | 1 以上 |
注意)
無し。
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〇 OUTLOOK.jpメールサーバ使用時
KaracrixBuilder 設定項目 | 設定 |
SMTP : : メールをKaracrixBuilderから発信する時に必要となる設定 |
2.SMTPサーバ | smtp-mail.outlook.com |
4.ポート + 各チェックモード | 587 + 6.StartTLS/SSL + 7.SmtpAuth |
9.アカウント | AAAAA@outlook.jp |
10.パスワード | PPPPP |
11.自分のメールアドレス名 | AAAAA@outlook.jp |
POP : : メールを使用してKaracrixBuilderを遠隔操作する時に必要となる設定 |
3.POPサーバ | pop-mail.outlook.com |
4.POPポート + チェックモード | 995 + 5.POPoverSSL |
9.POPアカウント | AAAAA@outlook.jp |
10.POPパスワード | PPPPP |
12.POPメール受信間隔(分) | 15 以上 (有料使用時 5以上) |
注意)
OUTLOOKメールサーバを使用する場合、プログラム送信のアカウントに対してサインインする必要があります。
最初にプログラム送信すると、SMTP接続エラー(err:auth3(534あるいは550))が発生します。
ここで、暫くしてからOUTLOOKメールにログインして「Outlook.com アカウントにサインインしてください」を見つけて下さい。
この中の、サインインの指示に従って、サインインして下さい。
このサイン後、暫く(数分~数時間後)してから、またプログラム送信を試してみて下さい。
※WEBブラウザでOutlookにログインし「オプションのPOPを使ったデバイスとアプリの接続」を有効にしておいて下さい。
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〇 会社、学校、プロバイダなどの固定メールサーバ使用時
KaracrixBuilder 設定項目 | 設定 |
SMTP : : メールをKaracrixBuilderから発信する時に必要となる設定 |
2.SMTPサーバ | xxxxxxxx |
4.ポート + 各チェックモード (組み合わせ1) | 25 + 7.SmtpAuth |
4.ポート + 各チェックモード (組み合わせ2) | 587 + 7.SmtpAuth |
4.ポート + 各チェックモード (組み合わせ3) | 587 + 6.StartTLS/SSL + 7.SmtpAuth |
4.ポート + 各チェックモード (組み合わせ4) | 465 + 5.SMTPoverSSL + 7.SmtpAuth |
9.アカウント | AAAAA or AAAAA@xxxxxxxx |
10.パスワード | PPPPP |
11.自分のメールアドレス名 | AAAAA@xxxxxxxx |
POP : : メールを使用してKaracrixBuilderを遠隔操作する時に必要となる設定 |
3.POPサーバ | xxxxxxxx |
4.POPポート + チェックモード (組み合わせ1) | 110 |
4.POPポート + チェックモード (組み合わせ2) | 110 + APop |
4.POPポート + チェックモード (組み合わせ3) | 995 + 5.POPoverSSL |
9.POPアカウント | AAAAA or AAAAA@xxxxxxxx |
10.POPパスワード | PPPPP |
12.POPメール受信間隔(分) | -- |
注意)
会社や学校の場合:メール管理者に機械送信の許可を得ておく必要があるかもしれません。
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