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KaracrixBuilder24A のバージョンアップインストールの注意
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KaracrixBuilder が既にインストールされている状態で、
バージョンアップ版の KaracrixBuilder をインストールするときには注意が必要です。
知らずに前説の「KaracrixBuilder24A の初期インストールと起動」と同じ手順で
バージョンアップ版をインストール(解凍)すると既存のKaracrixBuilderが上書きされてしまいます。
十分にご注意ください。
KaracrixBuilderは、karacrix.shとsys及びusrのディレクトリから構成されていてます。
sysディレクトリ配下には、KaracrixBuilder本体と関連するファイルが置かれています。
usrディレクトリ配下には、利用者が作成する実行及びデータファイルが置かれます。
この様にシステムは、単純なディレクトリ構成と実体ファイルだけから出来ています。
上書きインストールするとこの実体ファイルが上書きされて古くなってしまいます。
KaracrixBuilder ディレクトリ構成 (実体ファイルは下記ディレクトリ下何れかに置かれます)
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+-- karacrix.sh
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+-- sys --+-- sbin subin srun sweb slib serr swrk stmp
| +-- stbl sinc simg sxrs sfnt sdoc ssrc ssmp
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+-- usr --+-- env sdx mon mox prg pra pfm pfx ustbl udata1 udata2
+-- bin etc img log obj tre tmp vdr mail spool ulog1 ulog2
【インストール手順 1 】
インストール前に、(旧)KaracrixBuilder を起動し、
作成済みの下記リソースをエクスポートしておきます。
1. 制御プログラム (属性名称 .pgc)
2. 制御プログラムパラメータ (属性名称 .pra)
3. 監視画面&画面複合パーツ (属性名称 .mon)
4. 画面ビットマップ絵部品 (属性名称 .xbm)
5. 印刷プログラム(KaracrixBuilder500B) (属性名称 .pgc)
【インストール手順 2 】
念のために、インストール前の(旧)KaracrixBuilder を別名で保存しておきます。
保存するには対象の名称を直接変更(mv)にするか、あるいは別名複写しておいて元を削除するかの2通りがあります。
ここでは、状態の遷移が見やすいよう後者を解説用に取り上げています。
以下、マウスGUI画面操作とコマンド操作を使った例を上げておきます。
A. 現状確認
(1)Karacrix24A ディレクトリです。
(2)ダウンロードファイルです。
コマンドで参照する場合、 ls を使用します。
B. (旧)KaracrixBuilder別名複写
(1)Karacrix24A を Karacrix24A_SAVE1 名で複写しておきます。
(2)karacrix24A_v3xx_cent5.tgz を karacrix24A_v3xx_cent5_SAVE1.tgz 名で複写しておきます。
マウスGUI操作の場合、マウス右ボタンを使用して対象を「コピー」し「貼り付け」します。
なお貼り付けされた名称に日本語が含まれていた場合、アルファベットに名前変更しておいてください。
コマンドの場合、下記コピーコマンドを使用します。
cp -ra 元ディレクトリ 複写ディレクトリ
cp 元ファイル 複写ファイル
C. 元の削除
マウスGUI操作の場合、マウス右ボタンを使用して元を「削除」します。
下記画面は、複写したもののみが残っている様子を示しています。
コマンドの場合、下記削除(rm)コマンドを使用します。
rm -rf 元ディレクトリ
rm 元ファイル
【インストール手順 3 】
バージョンアップ版をダウンロードしインストール(解凍)してください。
【インストール手順 4 】
退避しておいたリソースをインポートしシステムに取り込んでください。
なお、エクスポート出来ない設定ファイル等は、手動再設定願います。
※システムに慣れている方は、退避(複写)された設定ファイルを戻す等してください。
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