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TK0040A の簡単な解説とポーリング通信

 
 
弊社製品 KaracrixBoard-TK0040A (19,800円) は、多目的に開発されています。
1枚のボードに、デジタルアナログ入出力がインターフェイス付きで満遍なく数点ずつ搭載されています。
またR/C用サーボモータ駆動可能な簡単PWM出力も搭載されている事から1枚で色々な使いが出来ます。
KaracrixBoard-TK0040A との通信には、RS232CとLANからのアクセスができます。
そしてLANによる通信方法では、ポーリングによるアクセスと、イベントによる駆動の両方が出来ます。
またポーリングとイベントの同時使用によるシステムも組めますのでかなり複雑な処理もこなせるようになっています。
詳しくは、製品情報(取扱説明書&コマンドリファレンス)を参照下さい。
 
本ガイドでは、最も分かりやすい「ポーリング(LAN)」による通信方法を使ってシステムを組んで行きます。
ポーリング通信方式とは、装置に対して要求を送って、その応答を得る、を繰り返すものです。
要求者のことをホスト、要求のことをコマンド、応答のことをレスポンスと言うことにします。
ホストが装置に「スイッチのON/OFF情報を教えて下さい」と問いかけ(コマンド)ると、
装置がホストに「スイッチのON/OFF情報はXXXですよ」と答える(レスポンス)単純なものです。
※TK0040AのLANアクセスの場合、コマンドに対するレスポンス時間は、約10ミリ秒です。
これを、TK0040A に当てはめると以下のようになります。
  ホスト       装置
  din      
        DIN 100000 0001
TK0040A では、スイッチ等の状態、つまり接点の状態、つまりデジタル入力の状態を得たい場合に、
"din" というアルファベットを送るという仕様にしています。
すると応答に、現在のデジタル入力6点分の状態とおまけにデジタル出力4点分の状態を返す仕様になっています。
それでは改めて TK0040Aコマンドリファレンスの「LANによるコマンド→DINコマンド」を参照してみてください。
上記応答では、デジタル入力1チャネルとデジタル出力4チャネルがONで、 これら以外全てOFFという意味合いになります。
 
装置状態を知りたい場合には、状態要求コマンドを送って応答を得ます。
装置を操作したい場合には、操作要求コマンドを送りこの場合実行したかどうかの応答を得ます。
以下、TK0040Aコマンド一覧を簡単に示します。詳しくはコマンドリファレンスを参照してください。
 
1. デジタル入力
  din            
        DIN 100000 0001         ( Di1=on, Do4=on, 他=off )
2. カウンタ入力
  dcin            
        DCIN 0 0 0 0 0 99999999         ( Di6カウンタ値=99999999, 他=0 )
3. デジタル出力
  dout 01--               ( Do1=off, Do2=0n, 他=現状維持 )
        DOUT         ( 操作完了 )
4. アナログ入力
  ain            
        AIN 0 0 0 1023 0 255         ( Ai4=1023, Ao2=255, 他=0 )
5. アナログ出力
  aout 128 255               ( Ao1=128, Ao2=255 )
        AOUT         ( 操作完了 )
6. R/Cサーボモータ用PWM出力 (回転角開度0〜100%をパラメータ0〜10000で設定)
  pwmout 0 5000 10000               ( Pwm1=0%, Pwm2=50%, Pwm3=100% )
        PWMOUT         ( 操作完了 )
7. デジタルアナログ等まとめて情報入力
  mix            
        MIX 100000 .....         ( Di,Do,Ai,Ao,Pwm,CpuTime )
 
 
 
 

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