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自動制御プログラムの作り方にはいろいろな方法があります。
その中で、プロセスつまりプログラムの機能分散に関しては安定性と拡張性の点で重要です。
機能を小さな複数のプログラム(プロセス)に分割させて協調実行させるマルチプロセス方式と、
複数機能を例えば一つに詰め込んで単一(シンプル)なものとして実行させるシングルプロセス方式があります。
但しどちらが良いかはそれぞれに長所短所がある為言い切れません。
試しながら最適を決めて行くことになります。
なお、
本ガイドではプログラムS1を利用した内容となっていますのでこれに沿った説明をしていきます。
プログラムS1は、通信と警報関連を一つに詰め込んだシングルプロセスパッケージです。
何かを自動制御させるアプリケーションプログラム的なものは入っていません。
ここの部分はマルチプロセスとして目的を持った方に組んで頂く事になります。
それではカラクリ仕掛けを作って行きましょう。
ご自身の考えをプログラムに置き換えてアイデアを機械に走らせます。
【 プログラムS1を利用する方へ 】
プログラムS1を並列プロセスにして実行利用する場合、
あなたが作成する自動制御プログラムの中に、
リモートI/O装置と通信するプログラムを記述する必要はありません。
また、ポイントの警報発生や操作&警報履歴を作成する記述も必要ありません。
これらは全てプログラムS1の中で機能しています。
あなたのプログラムで記述するものは、アプリケーション部分です。
ポイント状態値等を読み、処理し、カチャカチャとリレー出力する等の操作心臓部を書きます。
なお、プログラム開発が進んだところで以下のものを付加してみるのも良いかもしれません。
1. 履歴作成関数を使うなどして、プログラムの動作や警報の履歴を記録に残す。
2. プログラムS1とは別のタイミングで、制御過程に関する情報をメールで送る。
【 プログラムS1を利用しない方へ 】
プログラムS1を利用せずに、全て自作したい方もおられるでしょう。
この場合は「 TK0040Aを使いIP通信を知るシンプルプログラム例」
を叩き台に始めるのが良いかもしれません。
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