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AlmaLinux-9 サーバ構築ガイド


1. AlmaLinux-9 のインストール条件

  1. ベース環境の選択

       ■ ワークステーション

    2. 必須パッケージの選択

       ■ レガシーなUNIX互換性 
       ■ 開発ツール
       ■ システムツール


2. その他のインストールおよび設定

    1. 追加パッケージのインストール

      > sudo dnf install '*xorg*' 'libx*' 'libX*' 'fontconfig*'
      > sudo dnf install httpd

    2. SELinuxの設定

      > sudo vi /etc/sysconfig/selinux 

      |  SELINUX=enforcing
      |    ↓
      |  #SELINUX=enforcing
      |  SELINUX=disabled

    3. ファイアウォールの設定変更

      > sudo firewall-cmd --permanent --add-service=http
      > sudo firewall-cmd --reload


    4. Webサーバの設定 (以下karacrixはサンプルアカウント名)

    > sudo vi /etc/httpd/conf/httpd.conf

      |1)
      |  DocumentRoot "/var/www/html"
      |  ↓
      |  DocumentRoot "/home/karacrix/karacrix32F/sys/sweb/htdocs"
      |2)
      |  <Directory "/var/www/html">
      |    ↓
      |  <Directory "/home/karacrix/karacrix32F/sys/sweb/htdocs">
      |3)
      |  ScriptAlias /cgi-bin/ "/var/www/cgi-bin/"
      |    ↓
      |  ScriptAlias /cgi-bin/ "/home/karacrix/karacrix32F/sys/sweb/cgi-bin/"
      |4)
      |  <Directory "/var/www/cgi-bin">
      |    ↓
      |  <Directory "/home/karacrix/karacrix32F/sys/sweb/cgi-bin">


      > sudo vi /usr/lib/systemd/system/httpd.service  (この設定も忘れないように!)

      |  PriveteTmp=true
      |    ↓
      |  #PriveteTmp=true
      |  PriveteTmp=false


     5. ホームディレクトリの許可 (以下karacrixはサンプルアカウント名)

       > cd /home
       > chmod 755 karacrix



3. AlmaLinux-9 デスクトップ環境 GNOME の不具合 (2024.4)

      AlmaLinux-9のGNOME(ウインドマネージャ)には、XRaiseWindow(), XLowerWindow() の制御部に(残念ながら[Wayland対応で混入か?])不具合があります。
      これにより、KaracrixBuilder の画面操作に、画面表示非表示に不具合が発生する場合があります。
      ただこの発生は、今のところKaracrixBuilderの監視画面CADの一部のようです。
      監視画面CAD以外の画面では問題が生じないようなので、
      監視画面CAD以外の画面操作や、プログラム実行(XRaiseWindow(), XLowerWindow()とは関係ない部分)であれば問題が起きません。
      なので、KaracrixBuilder設定済の通常の運用であれば、GNOME は使用できます。

      ただ、監視画面CADを操作する場合は、XRaiseWindow(), XLowerWindow() の不具合は面倒です。
      この場合の対策は、不具合のないウインドマネージャを使えば問題が無くなります。
      ここでは、不具合のないウインドマネージャ Xfce を紹介しておきます。
      Xfce(エックス エフ シー イー)は、X Window System上で動作するデスクトップ環境の一つで 軽量.高速なデスクトップ環境を目指しているものです。
      Xfce のデスクトップ環境で、KaracrixBuilderの監視画面CADを操作して監視画面を完成させてから、
      AlmaLinuxデフォルトの GNOME に戻して運用するのも良いですし、そのまま 軽量.高速な Xfce を使い続けても良いです。

      ☆ Xfce のインストール方法 (2024.4)
      参考としたサイト→    https://ja.linux-console.net/?p=2517
      以下サマリー内容
      > sudo dnf install epel-release
      > rpm -qi epel-release
      > sudo dnf --enablerepo=epel group
      > sudo dnf group list | grep -i xfce
      > sudo dnf groupinstall "Xfce" "base-x"
      > sudo echo "exec /usr/bin/xfce4-session" >>  ~/.xinitrc
      > sudo systemctl set-default graphical
      > sudo reboot

      〇 Xfceでログインする方法
      AlmaLinux-9でログインパスワードを入れるエリアで、右クリックし小さな(ウインドマネージャを切り替える)歯車アイコンを表示させ、
      その歯車アイコンをクリックし、「Xfce Session」を選択し パスワードを入れて ログインします。

      ◇ Xfceでの日本語入力環境準備
         1. Xfceデスクトップよりキーボードレイアウトを日本語にし確認 (アンダーバー'_'とかブラウザーで入力できるか?)
         2. > bashrcに以下4行を追加    [ibus-daemon/optionの意味: -d(background)r(replace)x(XIM)R(restart)]
              vi ~/.bashrc
              export GTK_IM_MODULE=ibus
              export XMODIFIERS=@im=ibus
              export QT_IM_MODULE=ibus
              /usr/bin/ibus-daemon -drxR
         ※一旦ログアウトし再ログイン:デスクトップタイトルバーに "JA" 表示




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