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12章 画像記録


カメラ画像(イメージ)などの動画を扱うIMGオブジェクトを、JPEGファイルとして保存記録する ことができます。保存した画像ファイルは、イメージビュワで連続再生したり、記録画像のダイレ クト検索も行なえます。

画像記録をおこなう場合には、はじめに画像記録方式の設定を行なう必要があります。(「16.5画 像記録方式の設定」を参照)
 

12.1 イメージ記録条件設定

メインメニュー画面から、“画像記録”ボタンを選択して下さい。「画像記録」画面が表示されま す。

図12-1 画像記録画面

(1)イメージ記録条件の設定

イメージ記録の条件設定を行ないます。“記録設定”ボタンを押して下さい。

「画像記録条件設定」画面が表示されます。このとき、先に設定した画像記録方式によって表示 される画面と設定できる機能が異なります。

エンドレス記録の場合 ワンウェイ記録の場合

        

図12-2 画像記録条件設定画面

●記録オブジェクト名

記録するIMGオブジェクト名が表示されます。

●最大記録容量(byte)

現在設定されている、記録できる画像ファイルの最大合計容量を表示します。 この値を変更する場合は、「システム環境メニュー」画面の「画像記録方式設定」画面で行います。

●連続通算記録回数

記録が開始されてからの連続通算記録回数を表示します。KARACRIXをリセットあるいは終了さ せたり、記録を停止させたりすると“0”にリセットされます。

●記録総ファイル数

記録されている画像ファイルの数を表示します。

●ファイル使用量(byte)

記録ファイルのリソース使用量が表示されます。

●記録エラーメッセージ

画像ファイル記録に関するシステムエラーを表示します。

※エラーの内容はオンラインヘルプを参照して下さい。

●周回遅れ記録ファイルの消去(“OLDCLR”ボタン) [エンドレス記録]

記録期間を過ぎたファイルのみを消去します。(記録停止状態で実行可能です。)

●全記録ファイルの消去(“ALLCLR”ボタン) [エンドレス記録]

保存されている記録ファイルを全て消去します。(記録停止状態で実行可能です。)

●記録ファイルの消去(“ALLCLR”ボタン) [ワンウェイ記録]

保存されている記録ファイルを全て消去します。(記録停止状態で実行可能です。)

●記録サンプリング時間設定(秒)

画像記録のサンプリング間隔を設定します。単位は、“秒”です。

サンプリング間隔の基準時刻は、毎時0分0秒です。

●画像クオリティ設定

画像記録ファイルは、JPEG圧縮されて記録されますが、画像のクオリティによりファイルサイ ズが大きく変化します。記録時間と画質のバランスを考えて設定して下さい。

クオリティを高くするとファイルサイズは大きくなり、画像品質が上がります。

クオリティを低くするとファイルサイズは小さくなり、画像品質が劣化します。

1〜100の間で設定することができます。デフォルト値は70になっています。

(自動制御記録モード時には、プログラムがクオリティを調整するため、ここでの設定は無効に なります。)

●記録停止ボタン

ボタンを押した時点で、記録を停止します。

●記録開始ボタン

記録を開始する準備を行ないます。本画面を“ENT”ボタンで終了後に記録を開始します。

●自動制御記録ボタン

プログラムから、記録の開始、停止を行なう設定を行ないます。本画面を“ENT”ボタンで終了 後にプログラムによる自動記録が有効になります。

(2)イメージ記録状況の確認

「画像記録」画面に戻って下さい。正常に記録がされていれば、記録状況が表示されます。

図12-3 画像記録状況の表示

(3)イメージ表示時間の選択

“記録時刻帯”又は“記録先頭時刻”欄には、記録画像の保存時刻帯又は先頭時刻が表示されて います。表示したい時刻帯等が表示されている行を選択するとイメージビュワ画面が表示され、そ の時刻帯の記録画像を検索することができます。

エンドレス記録時

記録画像を保存するディレクトリには、それぞれ1時間分づつ記録ファイルが作成されてゆきま す。最大記録時間を経過すると次の時間の記録ファイルは、先頭のディレクトリに存在している同 名ファイルに上書きされて保存されて行きます。

図12-4 表示時間帯の選択

ワンウェイ記録時

記録画像を保存するディレクトリには、それぞれ1000枚の記録ファイルが作成されていきます。 記録はNo.1より始まり、1000枚を越えると次のディレクトリに記録が移ります。最大記録枚数に 達すると自動的に記録を終了します。

図12-5 表示時間帯の選択

12.2 イメージビュワの使用法

「画像記録」画面で、画像ファイルが作成されている時間帯を選択すると「画像ビュワ」画面が 表示されます。

図12-6 イメージビュワ

イメージビュワでは、以下の操作機能を使用して、記録画像の表示をすることができます。

(1)画像ステータスの表示

エンドレス記録の場合

ワンウェイ記録の場合

図12-7 画像記録状況の表示

●現在

システムの現在時刻を表示します。

●表示(エンドレス記録の場合)

画面に表示するビュワ時刻を表示します。

●記録連番(ワンウエイ記録の場合)

画面に表示する記録ファイルのディレクトリ内での連番を表示します。

●ファイルスタンプ

記録ファイルのタイムスタンプ(作成日時等)を表示します。

記録ファイルのサイズをバイト単位で表示します。

(2)画像表示操作ボタン

●画像の自動再生

ボタンを押すと記録画像の自動再生(1秒毎)を行ないます。

※自動再生中に手動による検索操作を行なうと自動再生は解除されます。

●画像の自動逆再生

ボタンを押すと記録画像の自動逆再生(1秒毎)を行ないます。

※自動再生中に手動による検索操作を行なうと自動再生は解除されます。

●自動再生の停止

ボタンを押すと記録画像の自動再生を終了します。

●手動

ボタンの操作で現在表示画像の次画像を表示します 。

ボタンの操作で現在表示画像の前画像を表示します。

ボタンの操作で画像のランダム検索ができます。
 


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