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3章 KARACRIXの操作概要


3.1 KARACRIXコンソールの起動

KARACRIXコンソールを起動します。kterm等の端末から次のコマンドを実行してください。

スーパーユーザ(root)で実行する必要はありません。

※KaracrixBuilder-100EB、100EGが組込まれた製品では、電源を入れるとコンソールが自動 的に起動しますので、起動作業は必要ありません。

●一般的な起動 ($KARACRIXTYPE => 「2.3 シェル環境変数の設定」を参照)

% cd $KARACRIXTYPE/sys/sbin

% ./karacrix

●エイリアス設定を行なっている場合 (「2.4 シェルエイリアスの設定」を参照)

% karacrix

ユーザー登録(初回のみ)

インストールして最初の起動時のみ、ユーザー登録画面が表示されますので、登録名称欄にマウ スを移動しクリックして任意のユーザー名を、登録コード欄も同様にして ライセンス証に記載のライセンス番号を入力して下さい。入力したら登録ボタンを押して登録して下さい。

図3-1 ユーザー登録画面

しばらくするとKARACRIXコンソールが画面左上に表示されます。

        

KaracrixBuilder-30S・KaracrixBuilder-200L・KaracrixBuilderPro-500R(twm)                          KaracrixBuilder-100EB/EG(fvwm95)

図3-2 KARACRIXコンソールの起動

※KARACRIXコンソール起動時に、エラーメッセージが出て正常に起動できない場合には、「トラ ブルシューティング」をご参照下さい。

3.2 KARACRIXコンソールの機能

KARACRIXコンソールは各種設定をおこなうメインメニューの呼出し、ウィンドウ展開方式の設 定、画面のハードコピー印刷とKARACRIXのリセット及び終了を行います。機能は次のようになり ます。

図3-3 KARACRIXコンソール

@ 状態LED

KARACRIXの動作状態を表示します。状態は表3−1 のとおりです。

表3-1 状態LEDの意味

A GUI呼出(GUI終了)ボタン

KARACRIXの各種設定をおこなうメインメニューを呼出します。ボタンの表示は、起動前が、起動後がに変化します。ボタンをクリックすると、GUIが終了します。

※“GUI呼出”表示の状態は、設定画面の終了であり、設定画面で起動しているプログラムやス ケジュール等はバックグラウンドで動作します。

B ハードコピーボタン

画面全体のハードコピーをとります。

(「2.7 印刷環境の設定」を参照)

C ウィンドウ展開ボタン

画面表示が1280x1024以上の時にデフォルトで選択されています。ウィンドウが右下方向へオフ セットされて展開されます(図3-4)。

Dウィンドウ展開ボタン

画面の解像度が1024x768の時にデフォルトで選択されています。ウィンドウがオフセットされ ずに重なって展開されます(図3-5)。

         

図3-4 解像度が1280x1024以上のとき        図3-5 解像度が1024x768のとき

Eリセットボタン

KARACRIXのすべてのプロセスとKARACRIXコンソール自身を再起動します。

F 終了ボタン

KARACRIXのすべてのプロセスとKARACRIXコンソール自身を終了します。

※「メインメニュー」画面に戻らないで、EFのボタンを押すと次のメッセージダイアログが表 示されます。

図3-6 強制終了確認ダイアログ

ここで、“YES”を選択すると編集中のデータが保存されずに終了する場合があり危険です。

メインメニューに戻って終了する手順を踏むことをお勧めします。
 
 

3.3 メインメニュー

(1)メインメニューの起動

KARACRIXコンソールのボタンを押すとメインメニューが起動します。

図3-7 メインメニュー(KaracrixBuilderPro-500R)

(2)メインメニューの機能

KARACRIXの各種設定画面を呼出します。メインメニューに表示されているボタンから呼出せる 各種機能は次のとおりです。

■KaracrixBuilder-30S、KaracrixBuilder-200Lの場合

図3-8 メインメニュー(KaracrixBuilder-200L)

 SYSTEM/ENVボタン

オブジェクトの登録、Webブラウザ、Eメールからのアクセス設定、画像記録方式の設定、ライ センスの登録(KaracrixBuilder-30Sの場合)、参照をおこなうときに押します。

 ヘルプボタン

押すとこのウィンドウ(メインメニュー)のヘルプを表示します。

 監視/手動操作ボタン

オブジェクトの監視・操作、及び監視パネルの作成をおこないます。

 トレンドグラフボタン

メモリ上に記録しているデータをトレンドグラフとして表示する設定をおこないます。

 制御プログラムボタン

制御プログラムの作成、編集、実行コードの作成、実行、実行状況のモニタをおこないます。

 スケジュール起動ボタン

各種オブジェクトのスケジュール運用の設定をおこないます。

 画像記録ボタン

画像イメージを任意の時間間隔(最小1秒)で記録しJPEG形式の画像ファイルとして保存す る設定をおこないます。

■KaracrixBuilderPro-500Rの場合

図3-9 メインメニュー(KaracrixBuilderPro-500R)

 SYSTEM/ENVボタン

オブジェクトの登録、Webブラウザ、Eメールからのアクセス設定、画像記録方式の設定、管 理ファイルの参照を行うときに押します。

 ヘルプボタン

表示されているウィンドウ(メインメニュー)の機能の説明を表示します。

 監視/手動操作ボタン

オブジェクトの監視・操作、及び監視パネルの作成をおこないます。

 短期トレンドボタン

メモリ上に記録しているデータをトレンドグラフとして表示する設定をおこないます。

 制御プログラムボタン

制御プログラムの作成、編集、実行コードの作成、実行、実行状況のモニタをおこないます。

 印刷フォーマットボタン

各種レポートや帳票として使用する印刷フォーマットを作成、編集をおこないます。

 印刷プログラムボタン

印刷フォームにデータを合成して印刷するプログラムの作成をおこないます。

 画像記録ボタン

画像イメージを任意の時間間隔(最小1秒)で記録しJPEG形式の画像ファイルとして保存す る設定をおこないます。

 長期トレンドボタン

ログファイルに記録しているデータをトレンドグラフとして表示する設定をおこないます。

 インターバル設定ボタン

各種オブジェクトのデータをファイル保存するインターバルの設定をおこないます。

 スケジュール起動ボタン

各種オブジェクトのスケジュール運用の設定をおこないます。

 タイムサービスボタン

システムのバックアップタイミングやログファイルの保存期間の設定をおこないます。

■KaracrixBuilder-100EBの場合

図3-10 メインメニュー(KaracrixBuilder-100EB)

 SYSTEM/ENVボタン

オブジェクトの登録、Webブラウザ、Eメールからのアクセス設定、IPアドレスの登録、参照 をおこなうときに押します。

 ヘルプボタン

押すとこのウィンドウ(メインメニュー)のヘルプを表示します。

 監視/手動操作ボタン

オブジェクトの監視・操作、及び監視パネルの作成をおこないます。

 トレンドグラフボタン

メモリ上に記録しているデータをトレンドグラフとして表示する設定をおこないます。

 制御プログラムボタン

制御プログラムの作成、編集、実行コードの作成、実行、実行状況のモニタをおこないます。

 スケジュール起動ボタン

各種オブジェクトのスケジュール運用の設定をおこないます。
 
 

3.4 画面操作の基本事項

ここではKARACRIXの各画面を操作するに当たっての共通事項を説明します。画面のことをウイ ンドウ、ダイアログなどと呼ぶ場合がありますが同義のものとして考えて下さい。

(1)タイトル

画面のタイトル(名称)はその上部左側に表示されます。このタイトル欄にマウスのカーソルを 当てると周囲が赤線で縁取られ、その状態でマウスボタンを押すと画面を掴んで移動することがで きます。

図3-12 タイトルの表示

(2)ヘルプ表示

画面右上の  ボタンを押すとその画面の操作概要が表示されます。

ボタンは、各画面ごとに特別な機能がある場合に使用できます。使用できる機能は各 ヘルプ画面の説明を参照して下さい。

図3-13 ヘルプダイアログの例

(3)リスト操作

図3-14 リスト表示例

●スクロール

@の ボタン(スクロールボタン)でリストのスクロールができます。

●リストの編集

Aの  ボタン(リスト編集ボタン)を押すとリストの編集を行うことができます。編集で は挿入・消去・削除・移動・複写・ファイル出力の5種類がありますが、編集できる内容は各画面 のリストによって異なります。

新しい行を挿入する

1.リスト編集ボタンを押して 表示にします。

2.行を挿入したい位置を示す  ボタンを押します。

指定した行の上に新しい行が挿入されます。

3.「空のデータを追加します」という確認ウィンドウが表示されるので、「YES」を選択します。

リストの最終行にデータが登録されている場合、新しい行の挿入はできませんので、任意の行 を削除してから実行する必要があります。

行の内容を消去する

1.リスト編集ボタンを押して  表示にします。

2.内容を消去したい行の位置の  ボタンを押します。

3.「データを空にします」という確認ウィンドウが表示されるので、「YES」を選択します。

行を削除する

1.リスト編集ボタンを押して  表示にします。

2.削除したい行の  ボタンを押します。

3.「データを削除します」という確認ウィンドウが表示されるので、「YES」を選択します。

行(複数行可)を移動する

1.リスト編集ボタンを押して  表示にします。

2.移動先の行の  ボタンを押します。

3.数値入力ウィンドウが表示されるので、移動元の行番号(No.)を指定します。

※移動元の行番号の範囲に、移動先の行番号を含むことは出来ません。

行を複写する

1.リスト編集ボタンを押して  表示にします。

2.複写先の行



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